2004年9月15日

帝王切開のこと

 出血して入院してても、直前まで帝王切開になるのが嫌でしょうがなかったけど、私とむにの命を助けるにはこれが最善の選択だったことを思えば後悔はしてません。あの状況の中で適切な決断をしてくれた先生に感謝の気持ちでいっぱいです。

 世の中には「帝王切開の方が楽」って思う人も結構いるみたいですが、全然そんなことないと思います。私は自然分娩してないので、自然分娩のつらさは知りません。(陣痛は少し体験したけど)けれど帝王切開も、お産のつらさとしては、種類は違えど同じだと思うのです。もちろん帝王切開中は麻酔がかかっている以上痛くないです。(ネットなんかで調べると、中には麻酔がよく効いてなくて痛かったという人もいるようですが…。怖)でも、帝王切開はお腹を切る手術なのです。病気で胃の手術をする人に向かって「麻酔で痛くないから楽でいいね」なんて言う人はどこにいるでしょうか?帝王切開も程度こそ違えどそれと同じなのです。麻酔が切れた後の痛み、麻酔を使ったことの副作用、その後の回復の遅さ…かなりつらかったなー…。
 ただし、誤解しないでいただきたいのは、こう言ったからといって「帝王切開が自然分娩より大変でつらい」ということを言いたいのではないってことです。自然分娩だって危険はつきものだし、長く苦しい陣痛のつらさなども相当のものだと思います。
 言いたいのは、自然分娩も帝王切開も同じぐらい命がけのものだっていうことなんです。どちらかが良くてどちらかが悪いとか、どちらかがよりつらくてどちらかがより楽、というものでもないと思うんです。

 単純に、自然分娩も体験したいとは思います。けれど、子宮破裂などのリスクを考えると次の子を産む時も帝王切開なんじゃないかと思います。

【追記】(06/04/20)
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