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1)子供がほしい、と思うまで1)子供がほしい、と思うまで

2002年春に結婚して...でも最初は子作りはしないことにしていた私たち夫婦。夏に私の人生を左右するかもしれない大切な試験がはいっていたからです。その試験まではもちろんのこと、その結果が分かる秋まではできないようにしていました。

でも、実は私は結構早いうちから漠然と「子供が欲しい」と思うようになっていました。
その一番大きな理由は、
この家で自分と血のつながった家族が欲しい
自分と血のつながっていて、且つ、ダンナとも血のつながった存在が欲しかった
ということ。

私は、結婚当初からダンナの両親と同居しています。それも二世帯ではない完全同居。

とはいえ、義両親は嫁いできた私に、最初からとても優しくしてくれました。それはとても嬉しいことではありました。それなのに、私は心のどこかに隙間風を感じていました。
家の中で自分だけが特殊で、孤立したような気になることがあったのです。
義両親は確かによくしてくれる。でも家族の話の輪の中で時折、自分に入れない領域があることに気づいてしまった。自分だけが知らない話題、出来事、そしてちょっとした意見の違い・・・些細なことだけれど、知らない土地に嫁いできた自分には、そんな些細なことが少しずつストレスをためる要因になっていました。

さらに、家の近くの歩いていける距離に義姉家族が住んでおり、頻繁に家にも顔を出していて、よく義両親は義姉家族と一緒に色々なところに出かけていきました。
私に対しては遠慮があったのか、私は誘われることもありませんでした(誘われたらそれはそれでまた輪に入れないとかで色々悩むこともあったかもしれないけど汗)。義姉家族と両親が出かけていったあとに私は寂しさを感じずにはいられませんでした。別にその場所に行きたかったということではなく、声もかけられずにいきなり直前になって(まあ、その前に携帯とかで話しているのでなんとなく行くんだろうなあとは分かりましたけど)「出かけてくる」と言われることが、まるでのけ者にされているようでなんともいえず寂しかったのです。

加えて、ダンナも義姉の子供(姪と甥)をとてもかわいがっていて、よく面倒を見ていました。もちろん、姪や甥をかわいがるのは人間として当たり前ですが、そのかわいがりようというと、多分世間一般よりも強かったんじゃないかと思います。あまりにもよくかわいがっていたので、よそではだんなの子供と間違われるほどでしたから。なにしろ、
出かける時も姪や甥がいつも一緒なくらい。
当時、新婚で二人の時間をもっと持ちたかった私は、それがとてもイヤでしょうがありませんでした。そしてまた、そんなふうに思ってしまう自分も、なんて心が狭いのだろう、と思えてイヤでした。

ダンナに相談しても、
【それは○○(私)の気の持ちようだ】
という。
【行きたいなら連れて行って欲しいと自分から言えばいい。】
【自分から殻に閉じこもってはいけない】
とも言われてしまって全然頼りにならない。

そして、いくら義両親がいい人だとはいえ、そこはやはり生活のやり方も何もかも全然違う家での生活。もともとあるダンナの家族の生活のサイクルの中にポンと後から私が投入された形では、そのほかにもやはり細かい色々なストレスや不満が私にはありました。

泣いて訴えたこともありました。

でも、私が望むようにはダンナは答えてくれませんでした。全て私が悪いのだと...、もっと心を開いてほしいと言われるばかりで。

あるとき、私は悟ったのです。

自分と生まれたときから一緒にいる家族と住み続けているこの人には、今の私の苦しみは理解できないのだ、と。
もちろん、ダンナのことは大好きで、その気持ちに変わりはない。
でも、このことで
「ああ、こんなに好きでも基本は他人なんだ。このこと(家族のこと)についてはダンナに言ってもどうしようもないし、言ってはいけないことなんだ」
ということが分かってしまった。

そう思うととても寂しくなりました。
この家の中で、結局は私は一人なんだと・・・・・・。

そんなことがあり、そのどうしようもない孤独感をうめてくれるのは子供しかいない、と、そのときの私は思ったのです。

子供さえいれば、私はこの家の中で今よりは他人じゃなくなる。ダンナの血をひいた存在の母として、私はダンナともダンナの家族ともつながることができる。
子供さえいれば、この孤独な家の中で、自分に一番近い存在ができる

うまくいえないけど、そんな風に思えて、たまらなく子供が欲しくなったんです。
自分の孤独感をうめるために子供を欲しいと思うなんて、傲慢かもしれません。でも、そのくらい私は孤独に追い詰められていました。
(もちろん、それだけのために子供が欲しかったわけではなくもともと子供が好きだったから欲しかったということもあります。)

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