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1-2)帝王切開と母乳1-2)帝王切開と母乳

よく世間で耳にするのは
「帝王切開で出産すると母乳の出が良くない」
という誤った偏見です。

出産方法と母乳の出との直接の関係はないのです。
以下の育児グッズのピジョンの運営サイトであるpigeon.infoの中にこんな記事が載っています。

妊娠すると、卵巣はホルモンの分泌をしばらく中断し、かわって胎盤が多量の「卵胞ホルモン」や「黄体ホルモン」を分泌しはじめます。  (... 中略 ...)

 そして赤ちゃんが生まれて胎盤がなくなると、この2つのホルモンの働きも解け、赤ちゃんがおっぱいを吸い始めることで、今度は脳の下垂体前葉から分泌される催乳ホルモン(プロラクチン)が働きはじめ、"母乳を出してね"というGoサインを出し、母乳を作りばしめ、母乳の分泌行うのです。

(pigeon.info:母乳の出るしくみより)


このように、母乳が出るようになるには胎盤が体外に娩出されることが契機になるのであり、自然分娩によってにしても帝王切開でにしても変わらず、母乳が出るしくみになっているはずなのです。
実際、帝王切開した人でも母乳があふれて困るほど出た知人が、私には複数人います。

しかし、私の場合結論から言ってしまうと、私はミルクと母乳の混合育児をしました。
でも、それは帝王切開のせいだとは思っていません。
そのときに助産師さんから言われたのは
「母乳のもとは血液。あなたは貧血だから作られる母乳の量もどうしても少なくなってしまっているのかもね」
でした。
それが本当かどうかは医学の心得がないので分かりませんが、理屈は分かる気がします。
もともと貧血の気はあったのですが、出産直前に常位胎盤早期剥離になったことでちょこちょこ出血が長引いたので余計に血液が少なくなってしまったのかもしれないなあと思います。

そう考えると、確かに帝王切開はお腹を切る以上出血量もある程度多くなるでしょうから、血液不足にもなるのも仕方のないことかもしれません。
帝王切開でも手術による出血量は人それぞれ違いますし、私のように、血液不足のために母乳の出が悪くなったりすることもあるでしょう。...といっても、出血量云々の話は自然分娩でも起こりうることでしょうから、一概に帝王切開と結びつけるのも乱暴な気がします)

どちらにしても、母乳の出が良い悪いはその時の体の状況や環境に左右されることが大きいと思います。

私は入院中助産師さんに
「あなたのお母さんは(母乳の出は)どうだった?」
と聞かれました。
私が
「実母も母乳の出は悪かったです」
というと
「お母さんの母乳の出が良くなかった人は、往々にして母乳の出が悪いのよね」
と言われましたが、これも誤りのようです。
その証拠に、実母の母(私にとっての祖母)はあふれるほどの母乳が出た人ですし、また、義母はものすごく母乳の出が良かったそうですが、その娘である義姉は全く出なかったそうです。
こんな身近でさえこのような状況ですから、いかにこの「母親の母乳の出が子供の母乳の出に関係する」という説があてにならないものなのか分かると思います。


母乳はメンタル面の影響が大きいものだということで、さまざまなストレスによっても出る出ないが変わってきます。
周りの人も、
【帝王切開の人は母乳が出にくい】
などという、昔からの誤った認識を鵜呑みにして、心無い言葉をかけるのはやめてほしいです。心無い言葉は、たとえそれが悪意を持った言葉でなくても、出産後の体には大きなストレスになります。
帝王切開で出産した方全てがこの誤った認識のことを知っていれば言われてもうまくかわせると思うのですが、知らない人もたくさんいると思うので...。(実際私は以前は帝王切開と母乳の出は関係ないということを知りませんでした)

そしてこれから帝王切開される方で、もし今後正しいことを知らない周りの人が心無いことを言っても
「この人は、母乳の出と帝王切開は関係がないってことを知らないのね...」
とあきらめ、気にしないようにしましょう!
気にするストレスで母乳が出なくなっては大変ですからね。

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